このレビューはネタバレを含みます
たくさんの社会問題が複雑に絡み合う。
一つ一つの要素としては薄いけれど、
社会問題のダイジェスト的に捉えると、
問題を広く認知してもらえるきっかけになるかなと。
太賀くん演じる津乃田の心情の変化、
描かれ方がとても良かった。
おそらく一番観る人に近いかな。
完全なる理想論にはなるけれど、
どんな人生を送ろうと、
自分を温かく見てくれる「誰か」がいれば、
どんな人でも人生をやり直すチャンスがあるんじゃないか。
というか、そうであってほしい。
そう思う作品だった。
エンドロール終わってもしばらく席から離れられなかった。
帰り道の夕焼けがすごく綺麗で、
どんな人にも平等にこの空はあるのになあ、
なんてことも思った日でした。