ずーっと三上さんを応援してた。
子供のまま大人になってしまった。
オジサンになった体の中に、寂しい子供の頃の三上さんがいる。
短気でいつ怒り出すか分からないような、まさに性根がヤクザの人間が、弱者を暴力で守る。
根は真面目で人情に厚くて単純で単細胞。
はみ出しものの彼が丁寧に生活する様に泣きそうになった。
みんなこうして生きたいんだよ。
今日の三上さんは虫の居所が悪いみたいだねって、あんなに落ち着いて言えないよね普通。
三上さんの周りには親切な人間が集まってた。
腸が煮えくり返るような出来事があっても、無表情で通り過ぎたりなんてしなくていい。
自分を殺して理不尽に目を瞑るか、自分の正義をかざして社会に殺されるか、二択しかない彼にとってこの世界はとてつもなく生きづらいだろう。
タイトルバックが出た時、安堵と舌打ちしたい気持ちが混在した。