三上と彼を取り巻く色んな優しさに溢れたすばらしき世界を見せてくれた。
「レールの上を歩いてる私たちもちっとも幸福なんて感じてないから、はみ出た人を許せない」
長澤まさみ演じる吉澤はきっと最初は夢や希望を持って、声なき声を伝えたいとか思ってたんじゃないかと思う。自分が生き残る為にああならずを得なかった。三上が「…似てますね」と振り絞ったように。そう生きると覚悟した人。じゃないと「あんたみたいなのが1番誰も救わないのよ!」なんて啖呵きれないよ。
そして、ツノダのラスト「困るんです…」は本が書けなくなるからなのか、自分の行動が正しかったのかわからないからなのか、なんなのか…全く良い終わりだよ。
梶芽衣子が歌いだした時、一階の住人とゴリライモが報復しに来るかと思ったけど杞憂だった。