miro

すばらしき世界のmiroのネタバレレビュー・内容・結末

すばらしき世界(2021年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます



なんとなく夜に観たくて後回しにしてたけどやっと観れた レイトショー再開嬉しい〜〜〜っていう無防備な感情のまま観たのが良くなくて結果久しぶりに頭痛くなるくらい泣くことになった

出所後のいちばん最初のひやひやするシーンなのに下の階の騒音に文句言いにいって相手に咄嗟につけたあだ名ゴリラいもが秀逸過ぎてにやにや

変なトレーナー着せられてるとこも教習所で張り切って空回ってるとこも扇風機向かって喋って電気の紐でシャドーボクシングしてるとこも起きる喧嘩や怒りの発端が全部人助けなのも溢れ出る人懐っこさも全部ずるい

介護の研修を受けたその帰り道で色んな昂った感情をシャブ打ったみてえだって表現したあの日も津乃田に背中を流して貰った日も自転車をプレゼントして貰った日も希望に満ち溢れてて温かくて好きだった

何度も間違えそうになりながらも近くの偏見を自らの力で味方にしてきたのに堅気として生きた最期の日が障がいを馬鹿にする人達への怒りを飲み込んで同調した日になってしまったのほんとにやるせない 空は広いかもしれんけど肩身狭過ぎだしお母さんにも結局会えず仕舞い、、
もう少し時間があれば同調して逃げるでもなく激昂するでもない三上のこれまでの経験と優しさを活かした人との関わり方をが見つけられただろうなと思った

津乃田と施設を訪ねるところからずっとボロッボロ 役所さん改めて凄いなあ そして仲野太賀はあの頃。に引き続きまたも最高👏🏻
miro

miro