泣けました。
泣けましたけども…
この世界は素晴らしい…
のだろうか…
って思えてしまうラストちょっと前のある場面。名演技の介護施設職員、リーダーぽい若い彼。
この役者さん、本当に凄い。リアル。
そのままいそう。
様々な人がいる多様性社会。
元殺人犯が一般社会で働くのなら、彼のような弱者を嘲笑するような人格者も同時に介在するのもこの世界。
と同時に弱者を弱者と見る事そのものも何かのハラスメント？になる？なってくるのか？
この世界。
もう何がなんだかわからない多様性社会。
どこか一線置いてるから観てられますが、当事者意識で見るのはしんどすぎる。
スーパーの店長のメンタルが1番凄い。
この人のモデルがいるのかな？
以下ネタバレ含むです。
自分の感覚を晒すのが若干怖かったのですが…
三上が介護施設に仮採用が決まって、「シャブやったっ時みてェだぁー！」的な呟きしながら走ってるシーンが印象的。成功体験を得た時のドーパミンと薬(覚醒剤)って同じ体感て事なの？？？
とにかく、三上の死について必死に考えちゃいました。
ヤクザの親分の家から駆け足で逃げても、子供とサッカーしても血圧あがらず死ななかった三上。
あの日、介護見習い1日目？
我慢して自分に蓋をした日に亡くなった。今までその場で発散していたものを押さえ込んだ途端に亡くなった。
一日に2度も我慢したから。
よく、「自分を変えて環境適応できないと生き残れ無い。」というのが進化論として語られたり、ビジネスマンの処世術としても語られる。
しかし三上は社会適応に足をかけた途端に命をおとす。
持病ケアが甘かったのだから自業自得？
だとすると三上の生きられる世界はもう何処にも無い。
としたら寿命？
あの世もこの世もひっくるめて世界の一部なら
「素晴らしきこの世界」？？？
あとつのだくん。
が三上のアパートに駆け込み泣きじゃくる。
このシーンは秀逸。
普段演技がどうのと言わないのですが言いたくなるくらい何かが響く。
こんな人間関係、絆みたいなのって…あるの？
あるから描いているのか……🥲
「どういう死を迎えたいか？逆算して生きろ。」
そんな事も読み聞きします。
絶対に三上はそんな事考えて生きてない。
元妻に送ってもらえないのが最大の罰なのか。
それと引き換えのように薄めの間柄であった人達に囲まれて旅立つ。
自分の死で涙する人がいる。
ある意味で奇跡。
コレが……「素晴らしき世界」
なのか…。
自分には起きえないような感じがして感情移入はスルーしました…😑
以下余談。
丁度、コロナ影響(会社側の言い分)で退職を選び、次の仕事を、生き方を、決めあぐねているタイミングに鑑賞。
響くものがあれば…と観賞するも翌日には気持ちが抜けてレビューはしばらくしてから😓
その割に響くものが多かったのか覚えているシーンが多かったです。
そんな訳でどなたでも構いません。
生き方に迷った時に観る一本ご紹介お願いします！！
追記
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