チビコロ

すばらしき世界のチビコロのネタバレレビュー・内容・結末

すばらしき世界(2021年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

三上が人との繋がりを、人の暖かさを、
感じた時に涙する姿にもらい泣き。

てか、もう
役所広司大好き!
私の俳優No.1は健さんだったんですがね。
役所広司は現在のNo.1になりました。

しかし。
六角精児に泣かされるとは思わんかったw


私の勤め先の施設の利用者さんに
「心が痛い」って表現する子がいて。
苦しいとか辛いとかじゃなく
「心が痛い」。
それを初めて聞いた時
その子と一緒に泣いた。
私の半分くらいしか生きてない子なのに
どんな生活を、経験を、してきたんだろうと思った。
三上が腹部を締め付けられる痛さが身に沁みる。


障がい者の同僚をいじめたり
言動を真似てバカにしたり。
あのシーンは本当に胸糞悪いけど
「何か起きてからでは遅い」の一言には凄く共感。
プロ意識と責任感があるからこその発言。
障がい者雇用の難しさ。
管理者は人手不足や福祉の心とか言って採用するけど
首絞められのは現場。
少しだけどしっかりと挟む『現実』。
これが響いたな。

免許更新の時の警官の「もちろんです」。
ってところも。
制度で決められてるから、
自分の立場や現状、
どうしようもないことっていっぱいある。
でもなんとか困ってる人を助けてあげたい。
そう思って人と関わってる人って
結構いると思う。



最後に。
安田成美の顔と名前が今まで一致してなかった私。(え⁉︎)
この人が『風の谷のナウシカ』の安田成美さんだったんですね。(ええ⁉︎)
チビコロ

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