このレビューはネタバレを含みます
三上が真っ直ぐ過ぎて危うくて。でも仲間思いで良い人で。
なんとも言えない複雑な感情で観てました。
曲がったことが大嫌い(原田泰造風)な三上の気持ちは凄いわかるし、わかるんだけど、暴力でどうにかしようとする三上の気持ちは理解できないし。
そんな彼は今の時代にはそぐわなくて。でも今より昔の方が良かったと思う部分も多々あって。
就職が決まって、やっと決まったから、今度こそ上手く生きなきゃと頑張る三上が、同僚のいじめを見て見ぬふりしている表情がまたつらくて。
最後諦めを感じたのは私だけ?
あー、こんな世界で(自分の生活のためにいじめを見てみぬふりするのが真っ当な様な世界で)生きていくくらいなら死んでしまった方が楽かな〜みたいな。
最後の最後にでる"素晴らしき世界"、うわーってなりました。(語彙力)
真面目で真っ直ぐ過ぎる人が生きづらいこの世界。温かい人になりたいです。と思いました。がんばろう。
ところで仲野太賀がすごく好きなんだけど、彼の演技が素晴らしくて。そんな素晴らしき世界な映画でした