「【西川監督登壇】『すばらしき世界』プレチケ上映」に行ってきた。
西川美和監督の映画は全て観ている。ファンである。西川監督から、作品への思いなどの話を生で聞くことができ、ただただ感動した！
「すばらしき世界」は映画館で2回目の鑑賞。
13年の刑期を終え、何とか社会でまっとうに生きていこうとする不器用な元ヤクザ・三上と彼を支援する人たちとの交流を描いた物語。
最初に鑑賞した時も、そして今回も「悲しい話だな」というのが、鑑賞後の正直な感想だった。しかし、西川監督の「私は悲しい物語とは思わない」「死んだときに、5人の人が駆け付けてくれた三上という男の人生は幸せと思う」（このようなニュアンス）という話を聞いたとき、本当に自分のことを思ってくれる人、自分のために泣いてくれる人は何人いるだろうと考えた。
5人もの人たちが気持ちを寄せてくれた三上という男の人生は幸せだったのかもしれない。
主人公の三上を演じる役所広司が素晴らしいのはもちろんだが、三上の母親探しを手伝うテレビディレクター津乃田を演じる仲野太賀が抜群に良い。
素晴らしい作品だ。もちろんおすすめ。
追伸：西川監督は「男性の心の機微」を描くのがすごく上手いと思う。なぜだろう、質問してみたかった。
