若い頃から少年院、刑務所と獄中生活を繰り返していた三上。
今度こそはカタギとして真っ当に生きていこうと心に誓う。
保護司、生活保護申請で担当した役所の人、スーパーの店長、
そして三上を題材に番組制作をしようと話を持ちかけるテレビマン。
出会った人達とぶつかりながら、心を通わせていく。
曲がったことが大嫌いでカッとしやすい三上にとって、この世界はすばらしいと思えるものだっただろうか。
間違っていることを間違っていると言えず、周囲と歩調を合わせて生きることは
本当に正しいことなんだろうか。
優しさってなんだろう?