今回は邦画2本目☺︎人生の大半を刑務所で過ごし出所した元殺人犯の男性。周りと同じように生きられない苦悩と社会復帰の難しさ、出会った人達の暖かさを描いたストーリーですごく考えさせられました。
三上さんはずっと暴力がある世界が当たり前で、それを人に褒められ認められて生きてきたから、助けたい人がいたら見てみぬふりができず無我夢中で相手に立ち向かっていってしまう。
普段は優しくてすごく穏やかな雰囲気なのに、不器用で真っ直ぐすぎる性格とすぐカッとなってしまう短気から行動を止めることも出来ず、行き過ぎてしまう。暴力で解決した時に三上さんがいつもの笑顔で『津乃田くん！』って呼んで探す姿に複雑な気持ちになって、ずっと肯定されて生きてきた価値観を変える事の難しさも感じました。
三上さんを助けたくて生きていく居場所を作ってあげたいって応援してくれる人達がほんとにみんな優しかった(. .｡*)すごく暖かくて周りに支えられながら頑張ってる三上さんを見守りたくなる。
色んな出来事があるし胸がぎゅっと辛くなる場面もあるんだけど、後半になるほどの津乃田くんも成長しててすごくいい表情をしていたのも印象的で、銭湯での会話もとても良かった☺︎
