社会復帰しようとする元受刑者の話
実業家の高橋がなりが「前科者は我慢ができない人」と言ってたが、それをそのまま映像化したような内容
我慢ができてれば犯罪なんてしないわけで、刑務所に入るのは我慢ができない人ばかり
映画の後半ではまさに「我慢」がテーマになってる
主人公・三上（役所広司）が社会復帰できないのは社会の問題じゃなくて三上がクズ人間だからだろって話だし、映画としてもちゃんとそこを描いてる
テレビ局の吉澤（長澤まさみ）がもっともらしく社会の問題だと言ってるが、スーパーの店長松本（六角精児）の「（吉澤に）食い物にされてるだけ」というのが正解
なのでこの映画をそういった行政を批判する映画と解釈するのはおかしくて、そういう人たちは吉澤と同レベルでしかない
この映画の中で一番まともなのはスーパーの店長だけど、じゃあ彼が幸せそうな人生を歩んでるかといえばそうでもないのが現実の厳しさ
三上を取材する津乃田（仲野太賀）がWACKの渡辺淳之介ぽかったな
無理やり入れたギャグシーンは面白くもないし入れなくてもよかった
教習所のシーンとか
