俗に言う、反社に属していた
三上というひとりの男性の物語。
反社とはいうもののとても優しいここなら持ち主。
最初らへんの三上さんは
優しい顔をしてるのに
奥の方ではどこか悲しげな表情。
パーフェクトデイズもだけど
こう言った一般の人?に違和感なくなれる。
役所広司の演技力。
目線の位置、所作一つでさえも
その事を感じさせてくれる。
バスの中で役所広司と太賀が話してる、
一瞬のシーンだけどその時の2人の顔が好き。
三上さんというひとりの男の人。
その人の周りにいる人たちは、
誰しもが真摯に三上という人に向き合ってくれていた。
三上さんが喜ぶと自分のことのように喜んでくれる。
そういう人たちだった。
三上に帰る場所があった、
それは彼が本当に優しい人だと
関わった人が心から感じてくれたから。
人は誰しも物語を持っている。
人と社会の繋がりとは。
何を受け入れて何を敵視するのか。
そのことを感じさせてくれた。
2024年/58本目