このレビューはネタバレを含みます
階層は何を象徴しているのか。
はっきりとした結論がわからないまま終わるので、モヤモヤするけど少し納得できる作品。
1ヶ月ごとに入れ替わるシステムは転生や生まれ変わりのようだし、最上階の料理人達は最高の食事を作ることのみに専念し、階層の住人の立場は一切考えていない事から、神様的なポジション?(人間に良いものを提供するが、そこから先はノータッチ)のようにも感じる。
また各階層は、それぞれが生まれた環境を象徴しており、往々にして人間は自分の生まれた環境から落ちる事はあっても上がる事はかなり難しい事を表しているように感じる。
他にもまだまだ考がえる事はできるので、それを楽しむのもいいですね。