似太郎

グライド・イン・ブルーの似太郎のレビュー・感想・評価

グライド・イン・ブルー(1973年製作の映画)
4.5
犯罪者を取り締まる警官を主人公に据えた【逆イージー・ライダー】と言える作品。知名度は低いがアリゾナ州に聳え立つモニュメント・バレーの広大な景観とバイク野郎が激突する見せ場たっぷりのポリス・アクション巨編に仕上がっている。

こういう西海岸のカラッと乾いた映像をロックン・ロールに乗せて描くというのが、アメリカン・ニューシネマの醍醐味なのかも。監督はロックバンド「シカゴ」のプロデューサーだという。隠れた逸材。

主人公が死ぬ悲劇的なラストシーンに於ける超絶長回しが今では伝説となっており、敗北感漲る雰囲気がやはりニューシネマだな〜と思う。名手コンラッド・L・ホールのベストワークの一つと言えるかも。いいもん見せてもらいました❗️
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