まつけん

ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像のまつけんのレビュー・感想・評価

3.7
『ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像』
2020年フィンランド:95分 アマゾンプライム
久々にお酒飲みながらAmazonプライムで鑑賞。(映画館では「シャンチー」と「OLD」と「サマーフィルムにのって」と「少年の君」をこっそり観てますので、ちゃんと映画生活送ってます。ちなみに4つとも方向性全然バラバラだけど、全部おすすめ)
単館上映っぽさのある映画でしたが、この映画も尺といい、分かりやすさといい良かったですよ。
---あらすじ---
フィンランドの首都ヘルシンキで小さな美術店を営む72歳のオラヴィは、顧客リストは手書きで管理、領収書はタイプライターで発行するなど、いまだに古い商いを続けている老美術商。しかし最近はオンラインギャラリーの勢いにおされ、客足も遠のき資金繰りも悪化、店を畳む事も考え始めていた。そんなある日、美術商仲間に誘われ訪れたオークションハウスの下見会にて、彼は1枚の肖像画に目を奪われる。「男の肖像」と名付けられたその絵は署名もなく出所も不明で、仲間からも購入するにはリスクが高い絵画だと止められてしまう。だがこれまでの経験で価値ある作品と確信したオラヴィは、絵の背面に残された少ない情報を頼りに、2日後のオークションに向け調査を開始するのだが・・(Filmarksより)
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実在するロシアの画家の絵を元にした内容で、あまり絵にフューチャーする内容というよりは、前半はこの絵は本物なのだろうかというちょびっとサスペンス、後半はこの絵を中心とした人間模様で構成されてます。
ちょっと内容がどっちつかずで弱いんだけど、このお爺ちゃんの仕事一筋人生の集大成のディールを目指すところとか、孫のいいアシストとか、程よかったです。
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