いやよセブン

ゲンスブールと女たちのいやよセブンのレビュー・感想・評価

ゲンスブールと女たち(2010年製作の映画)
3.0
フランスのシンガーソングライターで、1991年に亡くなったセルジュ・ゲンスブールの伝記映画で、女性遍歴と歌で綴っている。
ユダヤ人として大戦を潜り抜けたゲンズブール、絵の才能もあったようだが音楽で開花する。
フランス・ギャルに提供した「夢見るシャンソン人形」で一躍、世界に名を知られる。
その後、ブリジット・バルドーとの不倫を経て、イギリス人のジェーン・バーキンと結婚、“なまいき”シャルロット・ゲンスブールが誕生する。
ほとんどの歌に性的な意味をもたせていたため、当時はそれが“売り”みたいなところがあった。
私が一番好きな曲は「ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ」で、バルドーに提供するも、バルドーは夫の怒りを恐れ拒否されたとの逸話がある。
ラストにジェーン・バーキンを演じたルーシー・ゴードンへの弔意が示され驚いたが、彼女は撮影終了後自殺したとのこと。