リンゴスター

おちをつけなんせのリンゴスターのレビュー・感想・評価

おちをつけなんせ(2019年製作の映画)
3.7
実はのんのことが嫌いで、事務所と揉めたこともあったらしいが、ああいった可愛い可愛いされてのほほんと育てられたような子だしまぁ仕方ないだろうと完全なる偏見を持っていた。そもそものんって自分の名前つけるのか彼女らしいな、とあまりいい印象も持ってなかった。ある動画を見るまでは。

好きな曲ができるとまずやることがある。その曲のカバーバージョンを片っ端から漁ることだ。「明日があるさ」という曲を好きになった時も例外ではない。何曲か聞いているとのんが歌っているのがあった。なんとなく抵抗があったが見てみると、彼女の魅力に引き込まれた。なんというか、人を幸せにする笑顔を持っていて、歌っていてすごく楽しそう。後にサークルなどでボーカルをする時は彼女のように楽しそうに歌えるようになりたいと思うことになった。もちろん彼女の人を惹きつける歌唱力も含めて。
それからのんの音楽活動やファッションや絵など、アーティスト性に富んだ才能を知り少しばかりのファンになった。

そんな彼女が監督、脚本、主演、さらには照明とか色もやってるのかな、ということを最近知ったので視聴。

思春期の気持ちの不安定さや、若者が持つ独創性を表現しているように感じつつ、のんの頭の中を映画として見ているような気がして、やっぱり彼女は只者じゃないなと思った。
事務所と色々あったらしいが、今は自分のやりたいことを表現できていて良かったと思う。
少しばかり宣伝的な文になったが、やはりこれからも彼女のアーティスト活動を見続けていきたいと思う。
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