たにぐちたかお

弥生、三月-君を愛した30年-のたにぐちたかおのレビュー・感想・評価

3.9
3月28日追記
乱文、支離滅裂だけれどとりあえず纏めれましたよ。
たしかに映画館に行ってまではという意見には否定出来なかったりもしますが、1年以上も前に今の日本の状況を予知していたのか?な遊川脚本の災害問題も取り入れた意味合いを確かに感じる30年に渡る愛の物語。

前を向き、しっかりと上を向いて歩こうよ
と言ったテーマは、変な先入観持たずに観ていればスーッと沁み渡ってくると思うんです。
低評価だろうが遊川脚本好きには大満足な1本でした。

3月24日午後
※構成めちゃめちゃですが、隙間時間に追記したいだけ自由気ままに追記する方法取らせてもらいます。ネタバレ怖くて『テセウスの船』10話一気見して疲れました笑
それと、まだまだ劇場で観たい作品あるので。
コロナでそろそろ劇場もヤバそうでしょ。

(26日、いよいよ関東で週末の劇場閉鎖決まってしまいましたね...)

3月24日午前中
本当にこの作品大好きで鑑賞中に泣いたぐらい好きで、感想書こうとすると思いがどんどん溢れてきて、、。
鑑賞直後の感想は
あー、本当に遊川さんてロマンチストだよなぁー、で。
少しでも、観客動員に貢献したくて。
でも、不満な点ももちろんあって万人に映画館での鑑賞をオススメできるのか?と言うと言葉につまる。
でも、
・遊川脚本のドラマが好き
・主演のお2人と杉崎花さんが大好き
・韓流ドラマの甘い甘い恋愛物が大好物
ならば、失敗した損したの感想もそこまで出ないと思うんです。


3月22日鑑賞直後
だんだんとフィルマークスへの感想を記す回数を重ねてくると、自分好みの鑑賞方法と共にわかってきますね。
他人の批評見てから書いたらダメだと笑
あ、あの表現使ってる。あ、そのワードも被っちゃってる、と。

了解です。
これからは事前情報ほとんど入れずに鑑賞→他人の感想読まずに記しますね。

すみません、前置きかなり長くなってしまいました。

自分の正直な『弥生、三月-君を愛した30年-』の感想文です。

予告見ずに、遊川和彦脚本監督・成田凌主演ならばどんな内容評価だって劇場に足を運ぶと決めてました。

結論、遊川脚本好きにはたまらない、今作も遊川節が全開の30年にも及ぶビタースウィートラブロマンス。

高校時代に出会ってから30年間にも渡り交差する2人の人生。

まずは、低評価な理由も納得の箇所。
30年間の軌跡をたった110分間に凝縮なのでしょうがないのは分かるのですが、ある1年はぺりっと日めくりカレンダーを破るようにあっさりな時代もあって、お互いの関係性に感情移入しにくい。
それに対しては上映中に浮かんだんですよ、
じゃ、20年とかもっと短い年月の物語でよかったんじゃね?と。
それじゃダメなんです。そこに関しては後半わかりますし、エンドロールが生理的に無理だとしても我慢して最後の最後まで席は立たないでください。

しかし、直近なら『同期のサクラ』でしょうか?
始まってすぐに時事ネタを盛り込み社会のマナー違反者に苦言を呈す。

今作でも開始直後、自身の問題に対する考えと共にキャラ設定の紹介も兼ねているインパクト大の演出。

もう、それだけで遊川好きには軽く涙出そうでした。(マジで、お前の涙腺は犬の嬉ションか?と自分でちゃんとツッコんでおきましたw


3月24日追記
少し脱線しますね。
最後の最後のエピソードに少し繋がるのでネタバレ嫌な人はここ飛ばして欲しいんですけど、関西ローカルで『よ〜いドン!』という番組が放送されているのですが、人間国宝さんていうコーナーでこんな人が登場したんです。
まずは、ペットショップ経営者の青年が出るんです。
で、父親に色々と手助けしてもらっている、と。
それだけだとまぁ普通の話に思えるじゃないですか、でもここからが事実は小説より奇なり、なんです。

物心ついた時には既に母子家庭で父親の存在も知らず、特に父親の事は知りたくもその事についても母親からは特に何も知らされていなかったらしいんです。

で、その母親も再婚して残念ながらまた離婚してしまって、それを機に引越しをしてしばらくしたある日、青年もアラサー間近になった頃にまた母親が青年に男性を紹介してくる。
父親だ、と。

引っ越した新天地のすぐ近くに、1番最初の(実際のところ籍は入れていれていなかったらしいんですが、 その青年の実の父親が住んでいたという奇跡。

1度目には結ばれなかった2人が、お互い離婚も経験し何十年もかかってまた偶然に出会えた2人が、ようやく今度は結婚して暮らし、母親の男友達ぐらいに思っていなかった親しげな男性の事を突然に実の父親だと息子に告げる。
とても奇妙な縁。

人の縁や関係性なんて言うのは実は何十年もの長い目で見て、一瞬一瞬の点ではなく線のように長い目で考えていなければ綴れない物語もあるんじゃないのか?
とその点では『同期のサクラ』や『弥生、三月』が描きたい物語はとても素直に響いてくるのです。
たにぐちたかお

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