阿蘇の史

第七の封印の阿蘇の史のレビュー・感想・評価

第七の封印(1956年製作の映画)
4.5
09/03/2021

やはりベルイマンの作品は安定して面白い.歴史的にはあまり正確ではないようだが,あくまで中世を素材にした実存的アレゴリーだと思えば,歴史的正確さはあまり重要ではないだろう.flagellant(鞭打苦行者)の集団がDies iraeを謳いながら登場するシーンや,最後のDanse Macabre(死の舞踏)のシーン,そして純朴な生そのものを象徴するかのようなJof一家との対比が非常に印象的.
阿蘇の史

阿蘇の史