第七の封印の作品情報・感想・評価

「第七の封印」に投稿された感想・評価


多幸感こそないものの、、、それ以外は全部あるような。やたら目力のある死神、外見がいけてる悪魔と通じた女。

よいものを見せていただきました。
面白かったわねぇ、、、しみじみ。

スウェーデン語やってみたい。
No.317
ラストのグンネル・リンドブロムの「終わったのね」で発狂した。
一つ一つのシーンが濃厚。あのシーンの意味は…と考え込む。従者のヨンスには笑わされるし、時間も程よいのでしんどくならずに観れる。
観た後の感覚が黒澤映画のよう。

このレビューはネタバレを含みます

[この世の終わりに生きる意味と神の存在を問う]

 なかなか素晴らしかった。

 主人公の騎士アントニウス(マックス・フォン・シドー)が、死神(ベント・エケロート)に死を宣告され、生きる意味と、神の存在を問う。神の存在を問うのは、イングマール・ベルイマンの作品には何度も出てくるテーマだ。

 十字軍というキリスト教の為の無意味な戦い。そこからやっと帰る途中のアントニウスが、神の存在を問うのも分かる気がする。そして、チェスの勝負によって死神に猶予を貰おうとするのもとても面白い。

 そしてこの死神を演じたベント・エケロートが真に迫っており、何度も観てるが忘れられない。この死神に騎士は死を宣告されるし、従者達も道連れに黄泉の国へ連れて行かれてしまう。異様な修道僧達がペストは人間の罪の為だと言い、脅してくるかのようなのもおぞましい。

 しかし、まるでヨフの妻ミア(ビビ・アンデショーン)がマリアで、その子供がキリストを思わせる旅芸人の3人が、アントニウスの機転で生き残るのが希望になっている。イングマール・ベルイマンにとって、芸人であること、演劇や映画の世界を生きていくことが希望であり、生きていくことなのだと言っているようである。(2018.8.31)

 
Yuta

Yutaの感想・評価

4.1
死生観をテーマにした映画。キリスト教も聖書もスエーデンの歴史や国自体も良くわかってないので、完全には理解できていないが、自然災害や疫病など自分の思い通りにならないことを、神に託す心根は今の時代も変わらないのかなぁ?
nnn1909

nnn1909の感想・評価

3.8
https://eigakaita.com/drama/the-seventh-seal_1957/
食パン

食パンの感想・評価

3.0
ベルイマンのテーマは「神の沈黙」であるとよく言われるが、この映画も「神はいるのか、何故姿を見せないのか」の問答をひたすら繰り返し苦悩する主人公を描く。死期が迫り死神と対峙する男。疫病の流行。『大声を出しても届かんぞ 神にも人にも』神にすがる村人。疫病で死ぬ者を神は救わない。神とは死を連れてくる者のことなのか…神は存在するがそれは常に死の形をしている?研究では人間の脳には神を想像する部分があるらしいが、一体何故そんなものがあるのかと!虚無!監督の人生観色濃く出た虚無映画!ベルイマン2作目にして全然判らず参ったが、印象強烈で度々思い出しそうなチェス映画の最高傑作!?
まだ数本しか観れてないけど、ベルイマン、やばい。どれも面白い。しかもすごくたくさん撮ってる。全部観たい。しばらく幸せだ。
まだ数本の分際で、ベルイマン語るのもおこがましいですが、人の狂気撮るのがとにかく上手い。本作も中盤の酒場のシーンと狂信者たちの行列のシーンが素晴らしい出来。あと本作は世界観と設定もグレイト。ペスト、魔女狩り、十字軍に悪魔。ベルセルクみたいな世界観の中で死神とチェスを続ける騎士!神様と信仰の話が多いので、とっつきにくい部分もあるものの、割とコメディ色も強く、個人的には観やすかったです。日本人としては、黒澤の羅生門が本作に多大な影響を与えた。と思いたい。。
meet

meetの感想・評価

4.0
安堵したい、その思いを神にぶつける事はしない。しかしながら、表裏一体、偶像崇拝のよう何かを思い馳せたりする。
死神とチェスを。

ペストや十字軍遠征。
神の存在を説かれながらも、死がこれだけ濃厚な時代。
ヨーロッパで焼け野原を体験し、戦後を生き抜いてきた人には信仰と神の存在とは何かを重ね合わせ、問いかける内容だったのではないか。

人生は所詮、目隠しをして全力疾走して消えて行くものなのか。
真理には到達できないのか。
主人公含めてラストはあっさりとみんな死んで行く。

その中でなぜヨフにだけ死神ではなくマリア様が見えたのか。
彼に原罪はないのか、それとも純粋に死期が来ていないからなのか。

一度見ただけではなんとも掴みきれないけど、様々なモチーフやセリフを何度も脳内でリピートし問いかけるような作りに静かに体の中に毒が回って行くような感覚に陥る作品。
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