第七の封印の作品情報・感想・評価

「第七の封印」に投稿された感想・評価

星

星の感想・評価

4.3
鑑賞前は如何にもお堅い芸術映画なのかなー、と思って拝見したのだが…。何故かこのような重厚な歴史物に一種のお遊び感覚(ベルイマン本人は深刻なつもりなのだが)としての「死神とのチェス」を挿入する作者のセンスはいま観ても相当ブラックユーモアが効いていて素晴らしい。コメディとしても十分楽しめる出来。昭和の日本の怪奇漫画(水木しげる辺り)にも通じるポップな作品。思わぬ収穫だった。
ち

ちの感想・評価

4.3
ベルイマン作品は殆ど「隠されたる神」と神秘の消失がテーマになっているわけですが、ぶっちゃけそこは作家の問題意識であってあまり映画的な面白さに関わってくることはないんですよね。それよりも画の強烈なコントラストとかカメラワークとかが洗練されていてそちらに魅入られるわけです。そこで今回一番アツいのは顔面白塗りで黒マントの死神をどう映すかというところですよね。死神という被写体の面白いところは神出鬼没であるということです。もしくはそこにいて、いないということがあり得る。ですから死神の登場はそこにいていない、つまりはその存在を視認できない状態から、死神が姿を現し視認できる状態になること、をとりまくカメラワークは一番面白いところになるわけです。
elie

elieの感想・評価

3.7
この作品のジャケット見たときに
何か惹かれるものがあり
前々から気になってました

この顔面真っ白の黒マントさんこそが"死"
ビジュアル化された死が
これから死ぬ人間の前に現れるのだけど
まさかの主人公は死を前にして
チェスを挑むという
冒頭からなんかシュールで斬新な設定
チェスで負けるまでは
死はおあずけ
今でこそ あー死神っぽいと感じるけど
これがいわゆる死神というビジュアルの先駆けらしい

内容は宗教的なもので
生死や神.信仰.疫病.魔女等について描かれてる
神は存在するのか?
人はなぜ生きるのか?
その答えを探しながら
色んな人と触れ合い感じていく
生と死はいつも隣り合わせと言うけれど
まさにそれを実体化してる感じw
もっと知識があれば
面白味が増しそうだけど
知識無くともこの作品の良さは
ある程度感じ取れた気がする←
白黒だけど映像も美しい

今の有名な監督たちにも
多大なる影響を与えたという
ベルイマン監督のセンス溢れる名作でした.
mtmt

mtmtの感想・評価

3.7
初ベルイマン監督作品。十字軍、ペスト、魔女狩りに火あぶりと中世ヨーロッパの暗黒要素満載。テーマは死とキリスト教的神の存在なのか。死神描写主体だが、神の存在もうっすら感じられたラスト。ともかく映像が美しい。特に遠景、暗闇での光は印象に残った。テーマを踏まえた様式美を強く感じた。
神への信仰、死について考えさせられる映画。ちょっと期待しすぎた
この頃わたしの中でベルイマンが再熱してて、なんでかわからないけど、何かに縋るうようにベルイマンばっかり見てる。

死神の登場シーンが素敵
「死だ。いつも隣にいた」
誰だ、と問われた時に使いたいセリフNo. 1だ!
騎士のアントニウスは遠征によって得たものは何も無く、帰ってきたら国は疫病が蔓延されていた。

そして死神が出現し、アントニウスの命を狩ろうとするが、チェスの対決でなんとか死を長引かせることに成功する。そんな彼が、長引かせている間に、最愛の奥さんに会う為、また神との会話をする為、旅に出る。

旅での色々な人たちの出会いよって、心が変化し、最後にアントニウスが成し遂げることにはグッとくる。
初ベルイマン。
ショットがいちいちキマり過ぎていてモノクロの映像だけでも昇天しそうなほど素晴らしい。冒頭の海岸のシーンとか、HDリマスターってのもあるかもしれんのだけど打ち付ける波が砕ける感じとか、ロングショットで捕らえられた黒々とした海とか半端ない。加えてキャラの一人一人が個性が立っててセリフも好みだし、ペストやら戦争やらで常に死が隣り合わせの中世ヨーロッパの残酷世界を滑稽さも交えて描ききっていて、芸術性と娯楽性がここまできっちり噛み合ってるのは、最高の監督と言われるのも納得…おみそれしました
蕗子

蕗子の感想・評価

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マリアに微笑まれた男 仮面が消える
メメントモリ。赤ちゃん。火刑。
思った通りよく分からなかったけど、なんとなくわかった。
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