とらキチ

シャイニー・シュリンプス!愉快で愛しい仲間たちのとらキチのレビュー・感想・評価

2.9
ゲイというよりホモソーシャルな感じのほうが濃厚でした。それでもまぁまぁハードなゲイ描写もありましたが。

ゲイゲームズ出場を目指す、実在するゲイの水球チーム「シャイニー・シュリンプス」をモデルにしたドラマ。

最近のフランス映画の脚本の粗さ、雑さ、安直さが気になってしょうがない。今作もそうだった。ダメチームに個人的問題アリだけど有能なコーチがついて、軋轢を重ねるスポ根モノで、いよいよ大会の直前にどうしようもない事情でトラブルが必ず発生、それでもあり得ない展開で出場し見事…って内容、ここ数年でどれだけ観たことか⁈しかもフランス映画で。最近フランスで流行ってるんすかね⁈今作もその典型通り。プロットの素材はイイのに、鑑賞後「で?何を言いたい?」となってしまう。いわゆる読後感がない。実際の「シャイニー・シュリンプス」のメンバーだった人が監督を務めているそうで、そりゃあ自分の好きなこと、楽しいことしか描いてないものなぁ…と妙に納得した。メリハリが無いんですよね。そしてゲイや周囲の登場人物達の描き方も相変わらずのステレオタイプな感じが否めない。本人達がそうゆうの一番嫌ってんじゃないの?
それでもライアン・ゴズリングの件は爆笑🤣したし、劇伴にも大映ドラマ世代の人には、きっとグサグサ刺さるだろうものがあった。

邦題も、今作だったら「シャイニー・シュリンプス」だけでいいじゃん!って思うのに、何故余分な副題をつけたがるのだろう?フランス映画の邦題あるある(苦笑)
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