うらら

劇場特別版 カフカの東京絶望日記のうららのレビュー・感想・評価

4.0
ドラマ版から見ていました。映画はディレクターズカット版、ドラマからピックアップされた形になっており、新規カットもありました。 難しい前置きは無く、スムーズに話に入り込めることが出来て、くすりと笑ってしまうシーンが詰め込まれています。
勿論初見の方も楽しめます。 カフカさんだけではなくそれぞれのキャラクターの魅力が出ていて、引き込まれる。妙にリアルで…変な人なんだけど、こういうこと言う人は、ほんとにいるよな…みたいな事も感じます。
自分は絶望的な性格ではないと思っていましたが、現代の世の中に溢れる様々な風潮や事柄(理不尽やありふれた小さな闇)に対して的確に絶望するカフカさんに共感せざるを得ない。 ただのコメディではなく、ハッとさせられる部分もあると思います。
岩谷翔吾さん演じるナツオくんの御利益ある腹筋、某シーン、笑顔、大スクリーンでは直視できない(しました)。顔が…燃えてしまいました… ファンの方は必見かと思います。 劇場ではDVDが先行販売されていました。ドラマ版、映画版、メイキング等盛り沢山の内容で2度3度楽しめます。
父が大変仕事で色々あって疲れた様子だった為、DVDを早速リビングで再生するとかじりついていていた。 「考え方を変えさせられるってすごいよな!父さんが絶望してたら、カフカになってんで、って言うてな!笑い飛ばせるから!」と言われ
この作品が与える影響って…と笑みがこぼれたのでした。
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