人を騙すという意味での詐欺師なら満点だが、金銭を巻き上げて自己の利益にするという意味での詐欺師なら満点にはなれない、そんな脚本だった。少し冗長な印象。
踊って笑って生き生きしている人も苦しんで世を儚んで自ら命の在り方を選んでしまうという考えが観賞後じわじわと蝕んでくるので、有り得ないくらいハイテンションで破天荒なダー子が主役の映画が遺作で良かったのかもしれない。
そういう意味では今回、敵サイド・主人公サイド全ての人間がやりたい事を出来た、という結末はお金も絡んでこないのでとてつもないハッピーエンドだった。これは詐欺師の映画なのか？？？
