ずっと楽しみにしていたから、早起きして公開初日の初回を観に行った。
坂元裕二さんの作るものはここまで脚本家の色が出るのかってくらい台詞やの各所にらしさが出ていてニヤけてしまう。
劇中の「はじまりは、おわりのはじまり」という言葉は恋愛したことがある人は誰しも共感できると思う。
好きな人と全てが共通しているかに思える奇跡のような瞬間と、小さな価値観のズレがどこまでもリアル。
映画を観る時、その物語に救われたくて観る日があるけれど今回は見事に打ちのめされた気がした。
誰一人の考えを取っても正解はない。
でも何事にも終わりはある。
それでもその残酷さを知りながら笑って振り返られることは多分、美しい。
自分含め一人で観に来てる人しかいなかったけど、これは一人で観る映画だと思った。