映画や本の趣味がバッチリ合って押井守で興奮できるサブカル好きの有村架純とはどの駅で終電乗り逃したら会えるんですか?
予告を観て予想していたより数倍イイ!
めっちゃ良かった。
完全にナーメテーターな映画でした。
邦画はファンタジーの様な高校生の恋愛映画ばかりでしたが今作は自分の大学時代の恋愛を思い出して凄く刺さりました。
講義サボって下宿でセックスばっかりしているのは大学生恋愛あるあるですね。
あの頃だけの親から離れてのモラトリアム生活を思い出してグッときました。
「ゴールデンカムイ」の巻数や映画やゲーム、音楽で時代の流れを表したり、靴や信号機など気の利いた小物の使い方がいいです。
まあオッサンにとっては2015年〜2020年なんて半年前から今くらいの体感ですが。
主演人は2人とも良い。有村架純可愛いです。菅田将暉のサブカル大学生感は満点の出来です。
2人のモノローグが良いです。
お互いの事ばかりだったモノローグが段々変化していくのがどちらが悪いわけでもないけれど悲しくもあり秀逸でした。
やはりカルチャーの享受には心身と金銭的な余裕が必要ですよね。
ソシャゲばかり流行ってしまう現代はやはり余裕がなくなっているのではないでしょうか。
ラストに2人が過去の自分たちをかせね合わせる清原果耶と細川佳央太の初々しいカップルが素晴らしい。
そのカップルを見ている2人が最高です。
五億点です。
押井守に気付かない自称映画マニアが語るベスト映画「ショーシャンクの空に」や広告会社の岩松了の「若者はONE OK ROCK聞かなきゃ」と言われた時の2人のリアクションが最高にイイです。
あとオダギリジョーのハマり具合最高な役に注目です。
邦画の「500日のサマー」とも言えるの恋愛映画の良作の一つに数えられる作品でした。