甕

花束みたいな恋をしたの甕のレビュー・感想・評価

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)
4.7
最初は綺麗な花束も、時が経つに連れて枯れてしまう。きっと、ずっと同じ気持ちで現状維持をするのは難しいけれど、愛おしい瞬間や日々を忘れずに生きたいね。
猫にバロンって名前をつけるところも、きのこ帝国が出てくるところも、ジェラート屋さんでバイトしているところも、麦くんと絹ちゃんが窓辺でワインを飲んでお昼寝するところも、昼間にビールと餃子をたいらげるところも、全部全部きゅんとして。
始まりは、終わりの始まりというけれど、自分のせいで終わりにしないように日々生きたいなと思った。
今村夏子の「ピクニック」を読んで何とも思わない大人にはなりたくないな。
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