花束みたいな恋をしたのとのネタバレレビュー・内容・結末

私のなりたかった未来となれなかった過去の話。似てるようで違くて一生こういうのに憧れてしまう呪縛から放たれないまま大人になった。ずっと変わることができず苦しいままかな。
でももう私はもこもこの原色のマフラーはできないし、布のトートバッグでデートに行けない。少しずつ自分の価値観が変わって理想から乖離してることに気付かされる。しかも見た目ばかり。心は大人にならないまま"常識"や"年相応"、“こうあるべき”みたいなものだけ私に刷り込まれちゃった。私は麦くんのように、変わっていくことを恐れて変わることを選んでしまうのだろうか。