このレビューはネタバレを含みます
リアルすぎる恋愛映画
ストーリー、舞台、セット、言い回し、演技全てがリアルでした
普通のありそうな恋愛の映画、ではなくてそこから一歩踏み込んだような恋愛映画だった
例えばパズドラやゼルダなどの具体的な固有名詞、駅から徒歩30分、朝の行為後にめっちゃ水飲む...etc
男女の価値観、恋愛観がリアルすぎるくらいに描かれていました。
"雨が街頭のオレンジに切り取られて降り注ぐ"
文学好きならではお洒落な言い回しがてんこ盛りで、独白で2人の時が進むところもあってテンポがよかった。5年もの月日がすっきりと分かりやすく2時間に詰め込まれてた。
"始まりは終わりの始まり""恋愛の生存率"
など絹の言葉なども現実を突きつけられてる感じがして、刺さった。
"絹:なんでパーだすの~? 麦:大人だからだよ"
昔はまだ子供でパーがグーに勝つ理由が分からなかった。けれどパーがグーに勝つ理由がわかるくらい大人になったんだよ、という伏線だったのか!
アウェイサムシティクラブの方が思ったより映画に出てきたのも驚きだった。
花束のように終わりのある美しい恋をした麦と絹、そして菅田将暉さん、有村架純さんの演技に涙拍手です。