見習いサンタ

花束みたいな恋をしたの見習いサンタのレビュー・感想・評価

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)
3.9
ひさびさに、エンドロールが終わっても席からしばらく立てなかった。
ララランド状態とでもいうのかな。

最近の映画館あるあるで、見飽きるくらい予告をみた今作品。
また、ラブストーリーね、と思っていたが、評判が…特に同じ輩の評判がどうかしてるので、心を決めて鑑賞。

やられました。


以下、言いたいことがいっぱいあるのでネタバレあり









ストーリーは割愛しますが、冒頭のミイラ展から、もうね。

俺か、と。

大学とかバイトとか、映画とか先輩の写真展とか、友達がやったクラブイベントとか(いや、そんなシーンなかったか)
演劇サークルとか(いや、そんなシーンなかったか)

何かになりたくて、
何かにしばられたくなて、
本棚でモテようと、オレ色の本棚作って、スケッチブックにコピックで絵を描いて。終電逃して、カラオケ行って、始発で帰ってまた、寝る。
しかも、ガスタンク写真に撮りに行ってたし(横浜ですが)

やはり、俺か。

また、演出も細かくて、描写が妙にリアル。別れてからの方が笑顔が多くて、楽しそうとか、そんなリアル描写はやめてくれ、痛すぎる。
映画ならフィクションらしく、皿でも投げて別れてくれた方が本当にいいのに…そうじゃない。

自分も、仕事が忙しなって何もできなくなったこともあったな。
ちょうどクーリンチェやってた時で、俺も観てないし。

麦じゃないか。

でも。
おちこんだりもしたけれど、
いまは、適度にサブカルチャー摂取してて、
わたしはげんきだし、これでいいのかな。


麦と絹の話はめっちゃしたいのですが、
それは、ファミレスで夜中までやったらすごく盛り上がりそう。

でもまぁ、客の立場でも同じけっかになったろうな。

でも、ひとつだけだんげんできるのは、奴らは8ヶ月後にヨリが戻る、に5億点。


今回は監督土屋裕泰、脚本坂本裕二に本当にやられました。

ただ、この作品俺みたいな、サブカルクソ野郎みたいなやつを殺しにくる系以外に
誰が得するんでしょうか。

実写映画を増産させる層かな。

レビューというか、
観た後に言いたいことでした。以上。
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