みみみ

花束みたいな恋をしたのみみみのネタバレレビュー・内容・結末

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

う、〜

カップルで見にきてる人たち、これの感想によってはすぐ別れてそうで勝手に心配になりました。

この映画を見て、ありえないくらいむちゃくちゃあっさ〜い感想を言う人とは絶対に友達になりたくないと思った
まあ映画全般そうなんだけど

出てきた作家、歌手、バンドが ああ〜!てなってうれしかったな!

でもさ思うんだけど
趣味やカルチャーが「うちの本棚」と思うほど共通してて そこに惹かれて好きになった2人
それって、出会った時は 運命の相手だ!て舞い上がるだろうしそんなシチュエーションに憧れもするけど
逆に言えば趣味などしか繋がりがなかったとも思えてしまったな

だって、麦くんはたしかにちょっと極端すぎるかもしれないけど
環境とか自分のステージによってすきなものが変わることは別に多々あることだと思うし
その変化さえも楽しむことが付き合うこと って私は思っちゃうからな〜 う〜ん

だってみんな、例えば
自分が中高生の時に好きだったバンドや漫画、ドラマが
大学生になってもう一回見てみたらめちゃくちゃつまんなかった
みたいなことあるよね、、、?
私はよくある。笑
だから自分の環境とか変わると、見えてる世界も考え方も変わっちゃうことって
悲しいけどよくあると思うんだよな〜

変わるのがいいとか変わらないのがいいとか
そーゆーのはないと思うけど
変化は仕方ない とおもう。

そんで、その変化を楽しめないなら、共通の趣味があるからって理由で好きになるのは浅すぎる
とおもう。

○○だからこの人が好き
よりも
△△だけどこの人が好き
の方が強いんじゃないかと、改めて思いましたネェ

でもまあ麦くんにひとついいたいのは、自分が好きじゃなくなっても 興味が薄れても 昔あんなに大好きだったもの、好きな人が好きなもの をあれほど雑に扱うのは違うんじゃないかと思うよ
絹ちゃんがいろんな感情を押し殺して 出張に持っていきなよ って渡してくれたハードカバーを 車にポイって投げ捨てたのは本当に悲しかった
あんたも好きだったじゃん!なんでそんな扱いを…!?
っておもったね

麦くんのそう言うところが
絹ちゃんをだんだん粗雑に扱ってる態度にも出てたと思う

私は、どんなに相手にイラついても怒りたくなっても絶対に感情的になりたくないし 私と付き合っていく上で1mmも不愉快な思いをして欲しくない
って考えてる人だから、
相手が進路の話とかをしてきたときにその会社や社長を「だっさ」とか言えてしまう麦くんの神経はガチで理解できなかった

いやたしかに麦くんは、自分の好きだったイラストも小説も映画も演劇も、絹ちゃんとの生活のために我慢して離れたんだよね
それでやりたくもない営業の仕事毎日がんばってるんだよね

それはわかるけど

ていうか、私が麦くんだったら
むしろそれがわかるからこそ
絹ちゃんの「好きなことを仕事にしたい」「楽しんで生きたい」ていう考え方も否定したくないと思っちゃうんだけど
ちがうんかね
自分が我慢するなら、相手も同じだけ我慢しててほしい
自分が嫌な思いをしてるんだから、相手も同じだけ嫌な思いをしてほしい

そんなの愛がないよ〜
ておもいま〜す

男の人って理解できな〜い🙄🙄🙄
(主語デカ人間)


関係ないけど、
会話のテンポとかワードチョイスとかいろんな端々にめちゃくちゃ坂元脚本を感じた笑笑
みみみ

みみみ