劇中に出てくる様々なサブカルチャーは知ってたり知らなかったりで、途中から「サブカル好きならこれ知ってるでしょ？」的なマウント取りにも見えてきたんですけど、まさかの序盤で打ちひしがれる事になるとは思いもよりませんでしたよ…。
その昔、当時お付き合いしてた人とやってましたから…、ドンピシャすぎるよ…、ジャックパーセル…。
2人は趣味も思考も似ているんだけども、それでもやっぱり少しずつ違いがあり、そこから段々歪みが生まれてくる。
それだけならありがちな物語なのだけど、やはり2人は思考が似ているのですれ違いながらも心の声がシンメトリーに共鳴していて、楽しい日々と共に「もしかしたら」と僅かな希望を求めてしまいました。
比例反比例、菱形のような美しい構成に感動を覚えつつも、己の過去を掘り返しては重ね合わせ、心をエグりまくるというとてもエキサイティングな鑑賞体験でした。
無論オススメせざるを得ない作品ではありますが、カップルで観に行く場合は心してかかれ‼︎‼︎
そういえば坂元さんの脚本が良いって「カルテット」を教えてくれたのも当時お付き合いしてた人だったな…🥲
