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花束みたいな恋をしたのペンのレビュー・感想・評価

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)
4.0
花束は、最初は満開の花達だがそれも日を重ね、
年を重ねると段々朽ちていく。
物には始まりがあり、終わりがある。
映画も始まりがあってエンドロールがある。
恋愛も同じ。


花束のような恋をした二人の出会いから別れまでの5年間の物語。
2015,16年のあたりは、二人の幸せそうでラブラブな生活が描かれていて、可愛かったです。
そして2017年からは、就活を始め、段々距離が空いていく二人の様子が描かれている。
出会った時とは、比べ物にならないほど会話が減って、喧嘩をしていて観てて辛かったです。
恋愛がいつまでも続くという青春映画のような考えは、あまり持たない様にしようと思いました。
泣くかなって思ったけど、予想通りの号泣でした。

高校生のずっと仲良く上に上がっていくような
感じではなくて、一度落ち始めたら、ずっと下に向かっていくっていうのがリアルで自分は、こういう系の恋愛映画の方が好きだなと思いました。

年代ごとにその年にあった日本の出来事も描かれていて、楽しかったです。
あと本棚に「AKIRA」があって、🤭ってなりました🤣

主演二人の演技も素晴らしかったですね。
めんどくさいという感情を顔に出したりできるのは、すごいなと思います。
有村架純を最後に見たのは「ビリギャル」だったから、演技力が上がっていて感激しました。
原作も見たあと即購入しました🤣
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