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花束みたいな恋をしたのhのネタバレレビュー・内容・結末

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

男女の良好な人間関係が成立する過程を、熱力学的記述のような展開で導こうと試みた、『何者』の平行世界的外伝映画。と熱力学を学んだ後の後味に似てたことから直感した。

私的な人間関係、学生から社会人、趣味と仕事の認識等複数のテーマを含み、範囲を最後の学生期間プラス4年で2020年春を到達点として設定し、多くの鑑賞者に刺さる仕掛けとしてリアルな固有名詞を双生児っぽいシンクロニシティに散りばめ、2時間の映画に綺麗にまとめられており、私の頭脳では処理しきれなかった。

自然な演技による心理描写が上手くて最後のファミレスにて涙腺は揺さぶられはした。
しかし、出版社員のさんカット1000円交渉と配送取引先の暴言とつば吐きは唯のクズ行為。

狂っていく菅田将暉が、仕事や就活で、もっと高スペックだったら、要領良かったら、もう少し不真面目だったら、風呂の手続きスキップできるスポンサーの息子だったらとか色々考えてしまったので、ショーシャンクの空にの男女や最後ファミレスに入ってきた大学生のその後、或いは他の意識高い大学生とかの人生描写を追加して3時間映画に再構築して頂けると、嬉しいけど更に処理しきれなくなるので、複数回観に行きたいです
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