ジェイジェイ

花束みたいな恋をしたのジェイジェイのレビュー・感想・評価

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)
2.5
恋愛のNGワード『流れる』が想起できる縁起の悪いトイレットペーパーにより出会った二人。そんな、トイレットペーパーからはじまった流れるようなトぺ恋は、終わり方も紙を水に流したかのようにスッキリしていた。

一度流した紙は戻ってくることはないが、恋愛も同じで一度壊れた関係性は二度と戻ってくることはない。だからこそ、切なく感傷的な気持ちになるが、この映画は初めからそれを提示していたため、キャラクターが社会悪により変貌する過程が既定路線に感じて退屈だった。また、一番肝心なオチも人間性にスポットを当てていないのは不満だし、せめて最後はトイレットペーパーを持つ二人が激写されて終わって欲しかった。
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