門倉カド

花束みたいな恋をしたの門倉カドのレビュー・感想・評価

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)
1.5
気に入るかは恋愛観次第?1組の男女のありふれた5年間。

【賛否両論チェック】
賛:学生から社会人を経て変わっていく、麦と絹の切なくも温かい恋路が、等身大で描かれていくのが印象深い。
否:悪く言うと、ただただ他人の恋愛を見せられているだけなので、惹かれないと退屈してしまうこと請け合い。ラブシーンもあり。

 価値観が合うということから、徐々に惹かれ合い、一緒に生きていこうとし始めた、麦と絹。そんな2人の愛情が、学生から社会人になる環境の変化と共に、少しずつすれ違っていってしまう様が、淡々と紡がれていくのが印象的です。2人の5年間に合わせて、その時その時の時事ネタを絡めて描いていくのも、ステキだなぁって思いました。
 ただそれは裏を返すと、ひたすら他人の恋愛の5年間を見せられているだけともいえるので、見方によっては非常に退屈に映ってしまいます。
 とにもかくにも、観る方の恋愛観や人生観によって、好き嫌いや評価が大きく分かれそうな作品といえるかもしれませんね。
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