かがみん

花束みたいな恋をしたのかがみんのレビュー・感想・評価

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)
5.0
すぐにでもなくてよかったけれど
観た後、書かなければと
なんとなく思ったので。

「花束」みたいな恋とは。

二つの花が束なり
日々を重ねていくごとに
色とりどりの花が増え
一つの大きな、そして
永遠かと思うような
綺麗な花束が出来上がる。

やがて、その花束は
どこからともなく枯れていき
気づけば色を持たなくなる。

花たちが
偶然にも紡がれ
一つの束になり
終わりを迎える。
恋も同じなのかな。
全てが奇跡というか。

偶然、永遠、そして理想、現実…
生きづらい世の中で、
どこまでもリアルで、
悲しくも、苦くない
ただ胸に刺さるような
でも痛くない、
全ての人に起こりうるような
そして経験したことがある人も多いだろう
なんとも言えない感情が
作品を、良い意味で
作品ではなくさせているような気がしました。


でもこれ観たことあるな。
客観的に自分を見ているような
でも、自分のより
苦味がないな。

とコーヒーを啜りながら
余韻に浸りたくなりました。
かがみん

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