すぐにでもなくてよかったけれど
観た後、書かなければと
なんとなく思ったので。
「花束」みたいな恋とは。
二つの花が束なり
日々を重ねていくごとに
色とりどりの花が増え
一つの大きな、そして
永遠かと思うような
綺麗な花束が出来上がる。
やがて、その花束は
どこからともなく枯れていき
気づけば色を持たなくなる。
花たちが
偶然にも紡がれ
一つの束になり
終わりを迎える。
恋も同じなのかな。
全てが奇跡というか。
偶然、永遠、そして理想、現実…
生きづらい世の中で、
どこまでもリアルで、
悲しくも、苦くない
ただ胸に刺さるような
でも痛くない、
全ての人に起こりうるような
そして経験したことがある人も多いだろう
なんとも言えない感情が
作品を、良い意味で
作品ではなくさせているような気がしました。
…
でもこれ観たことあるな。
客観的に自分を見ているような
でも、自分のより
苦味がないな。
とコーヒーを啜りながら
余韻に浸りたくなりました。