かりん

花束みたいな恋をしたのかりんのネタバレレビュー・内容・結末

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

うううううーんんんんん。
共通の好きなものの話するとき、「あれが好き」「わたしも!」を繰り返しているだけでどこがどう好きだとか話さないのなんで?

「あれが好きじゃない(or知らない)人たちってちょっと。。」(いや、こんな嫌な言い方じゃなかった気がするぞ、劇中の2人は)と、趣味の異なる人々を爪弾きにして、気脈の通じる2人だけの世界でお互いに最大級の賛美を送り合っている。
(相手を認めている時、自分を肯定しているように見えた。)

「これが好きなあなたが好きだ」が好きの理由であるといった雰囲気が、度々繰り出される固有名詞から極端に伝わってくるので、それって、「これを好きじゃなくなったあなたの事は好きでいられるか分からない」みたいな話でもあると思う。
実際そういう描写ありましたよね、好み変わっちゃってあなた変わっちゃったのね…みたいな



ここまで2人にネガなレビュー書いたけど、

いやーーーめっちゃ分かる。分かる。分かりすぎて恥ずかしかった。
めっちゃ地元。明大前の甲州街道沿いの雨上がりの良さ分かるーーー!匂いがいいよね!広いしスキップしたくなる!

同じもの持ってたり同じライブ行ってると運命感じるよね、分かる。泣いてたら走ってきて欲しいよ、麦くんは最高です。そんで、俺ん家住んじゃいなよ(あれ?一人称は僕だっけ)って言ってほしいし、キラキラ日差しの眩しい多摩川沿いの古くて窓の広いアパートで猫ちゃん飼いたい。ワンルームを趣味棚で区切りたい!!!テラスもあって最高じゃん!!!このまま変わらないでよ、なにも変わらないで、「俺の夢は絹ちゃんとずーっと一緒にいることです」みたいな事言ってたあの頃の麦くんのままでいてよ……。
でもそれはそれでやばいよね、絹ちゃんもオダジョーと色々あったし、こうなるよね。うんうん。そうだね。。(乱高下)
「この幸せな時間がずっと続いて欲しい」と思わせ過ぎ。そして続かないって分かってるから大人は胸が苦しいんだ……

うわっ
思ったより書いちゃった
わたしこの映画好きだったのかも……

見終わった時「あぁ疲れたー疲れたよー恥ずかし疲れたー」と思ったので、このレビュー書き出し前に★2.7にしてたんだけど、この文章書き殴った今、3.6に変更しました。
かりん

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