法月

花束みたいな恋をしたの法月のレビュー・感想・評価

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)
3.7
始まりいつも楽しくて、
終わりはいつも切なくて‥‥



序盤はまぁ心地よかった。
気恥ずかしさもあったけど(^^;)

サブカル男女の恋。
フツーじゃないもの好きが偶然出会って、あまりに好みが被って嬉しいっていうの、わかるよ。
ただ、その固有名詞の選び方ね(-_-)

作り手はホントにそれ好きな人のかな?って思ってしまった。
「今のサブカル好きなら、このあたりですかねぇ」て作戦会議してる姿が見える。

つまり、この映画の中での菅田将暉と有村架純は押井守好きには見えないし、ゴールデンカムイ好きには見えなかったのよ、そこが残念。

サッカーネタなら「ドーハの悲劇でピッチにへたり込んで立てなかったラモス瑠偉よりはまし」とかにしてほしかったよ。
え、世代が合わない?
じゃあ「ロストフの14秒で漫画みたいなカウンターくらって芝生叩いて悔しがる昌子源よりはまし」とか言ってほしかった。
つまり、この脚本家は本当にサッカー好きでブラジルの大敗持ち出してるのかな?違うよな多分、てこと。

重箱の隅つつくようなことばっか言っちゃったけど、けっこう好きですよ映画としては。心に残る恋愛映画の佳作だと思う。

特に始まりと終わりのファミレス場面の対比‥‥ 上手いよね、泣けるよね。
法月

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