このレビューはネタバレを含みます
鑑賞後、この映画の1つ1つのシーンが
じわじわと脳内再生されて、
棘みたいに胸に刺さって、
しばらく抜けませんでした。
とても切ない気持ちになり、
改めて恋人と過ごす時間を
大切にしようと思わせてくれた作品です。
挿入歌のクロノスタシスと
NIGHT TOWNが頭から離れず、
ずっと聞いています。
物語の世界観に合う素敵な音楽に
出会わせてくれて感謝です。
思った以上に自分の心に刺さった作品になり、気づけば映画グッズと小説を購入していましたw
恋人と共通の趣味が合うことに
私も少し憧れを持っていましたが
この作品を見て
趣味が合うということは
良し悪しだなと感じました。
環境が変わり、
少しずつ二人の関係性に変化が現れてきて、
共通の趣味が楽しめない。
共通の趣味で繋がっていた
二人だからこそ
少しのズレがどんどん大きくなって
お互いを苦しめてしまう。
自分とは違う部分があるからこそ
その人の世界も知りたい
違う価値観を認めあえるからこそ
恋人としての関係が成り立つのかなと。
この映画に出てくる二人は
友達という関係なら
上手く行くのかなと感じました。
全体的に何か特別な恋愛を
描いているわけではないけれど
男女の気持ちの違いや
恋愛のこういうところって共感出来るよなー
そういうことあるある！っていう
私の中ではそう思えるシーンが
色々あったので
より心に響く作品になりました。
でもやっぱり、二人が一緒にいる
幸せな未来も見たかったな………。
