このレビューはネタバレを含みます
サブカル好きとしては楽しい映画だった。でもラストは全く感動もしなかったし泣かなかった。
私は趣味が好きで趣味のために楽しく生きたいから、社会人になっても趣味で心を満たす絹ちゃんに共感した。一方で徐々に社会に染まり、絵のことも忘れて以前好きだったものにも心が動かなくなっていく麦の姿に対してはつまらない人になってしまったなと思った。まだ社会人になってないから分からないだけかもしれないけど…いつまでも子供心を忘れたくないと思ったな、
絹ちゃんのずっとこのままでっていうのは二人で好きなものや感銘を受けたものを共有することなのに、それが麦に伝わらないのがもどかしい。どんどん変わっていく麦の"このまま"はどんな意味だったんだろう。一緒にいるだけで当初とは何もかもが違うように見えたけどな