花束みたいな恋をしたのおぎのレビュー・感想・評価

人によって受け取るものも、受け取り方も変わる作品だと思います。

彼らにとっての「花束みたいな恋」をとおして、自分たちにとってのそれが映し出される。
自分たちだけのものだと思っていたそれは、実はありふれたものの一つでしかなくて、でもそれがあったから今があると思うと、やっぱり特別だったのかもしれない。

麦と絹の物語でありながら、他の誰かの物語でもある、そんな作品だと思いました。