慎一郎

フロッグの慎一郎のネタバレレビュー・内容・結末

フロッグ(2019年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

・良かった点
作り込まれた脚本と発想、カメラワーク
90分という時間
・悪かった点
45分をすぎたあたりのネタバラシで一瞬「ん?」となる
一言
開始45分、その恐怖は快感に変わる
まさにこの通り。
45分で伏線を散りばめといて、残り45分で時間を戻してもう一度違う目線で物語を見て答え合わせをする。この発想がまずおもしろい
家に実は2人いましたとなったときは、そんなんありかよと思ったが、誘拐事件の犯人がお父さんで、ラストサイコパスな男の子が被害者とわかったときに、あらゆる点と点が結ばれた。
実はサイコパスと思われていた男の子は最初からサイコパスな訳でなく、仕返しだったのだと、特にお父さんを暗闇に閉じ込めるシーンとテレビで誘拐のニュースを繰り返しつけるシーンを思い返すとよくわかる。
ということはサイコパスと思われていた男がこの家を選んだと言っていたので、この家に来たのはたまたまではない
すべてが繋がった感覚が最高のミステリーだった。
慎一郎

慎一郎