アノ

大いなる罪びとのアノのレビュー・感想・評価

大いなる罪びと(1949年製作の映画)
3.5
ギャンブル墜ちして粗野になってからのグレゴリー・ペックが良い。やっぱペックはこうじゃなきゃね。メルヴィン・ダグラスを罵倒すると部屋の奥からエヴァ・ガードナーが現れるショットと切り返しもグー。
二回こっきりの出番ながら恐るべき存在感のアグネス・ムーアヘッド。反してウォルター・ヒューストンは老いて脇役やってる風情で悲しい。良い役回りではあるけれど、全盛期の圧倒的な存在感は見る影もない。

終わり際に突然やってきてテーブルで息絶えるエセル・バリモアが圧巻。死んだときの周囲の絶句ぶりで吹いた。
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