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木靴の樹のSのレビュー・感想・評価

木靴の樹(1978年製作の映画)
4.0
長く静かな祈りのように、
淡々と、力強く流れる日常。

物語終盤、
アップで映しだされる少年(ミネク)の表情に、
それまで漠然と揺すぶられていた心を持っていかれた。
辛く悲しい場面ではあるけれど、その純粋な瞳を覗き込むことができてよかった。


三時間、ずっと集中して観ていられたわけではないので、時間の経ったいまでは絵画を見つめ続けていたような感覚です。
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