19世紀末の北イタリア、小作人四家族の話。
まるでほんとに当時のドキュメンタリーを観ているかのようだった。厚い信仰心を持ち、とても厳しい現実のなか、美しく、慎ましく、優しく生きる人達。
余韻が深い。…
木靴が割れてしまうミネクを筆頭に子どもたちがみんな可愛かった。
あらすじを読んでいたので、出演者が全て素人の農民だと知ってはいたが、新婦さんは女優になれそうな可愛いさだったし、じいちゃんも芸歴の長い…
よーやく見たがすんげ〜。豚の屠殺シーンでバケツで湯を汲む連帯とか、労働から光と気体の粒子を捉える自然光のコントロールの仕方にはもう息を呑む。
畑の直線をさりげなく伏線にして奥から畑沿いを歩いていくロ…
19世紀末の北イタリアの農村を舞台に、貧しい農夫たちの生活をリアルに描く。物語は、農夫たちが地主の土地で働きながら、日々の生活を送る様子を中心に展開。とくにある家族の息子が、学校に通うために木靴を作…
>>続きを読む19世紀後半、イタリア・ロンバルディア州にあるベルガモに暮らす農民たちの姿が、季節の移り変わりと共に厳しくも暖かい眼差しで描き出されている。
三時間以上の大作で、邦題にもなっている木靴の樹がきっかけ…
小作農家族の貧しく苦しい中にも、信仰に満ちた暮らしが美しい。オリーブの木を倒さずに木靴を手に入れるにはどうすればよかったのかな…。学校行かずに仕事手伝ってればこんなことにならなかったとか考えちゃうな…
>>続きを読むミレーの絵画から飛び出してきたかのような導入がまるで印象派映画。この作品の中で確かに暮らしている貧しくも力強く生きる家族、生き物を潰す作業から洗濯の手洗いまでその仕事に日常が息づいている。誇張したイ…
>>続きを読むこれは中々に抉られてしまった…。
実際の農民の方々が出演されているそうで、屠殺シーンなんかはドキュメンタリーかと思うくらいにリアル。
靴ひとつ手に入れることすら困難な貧困。
神に選ばれたはずのミネク…
(c) 1978 RAI-ITALNOLEGGIO CINEMATOGRAFICO – ISTITUTE LUCE Roma Italy