木靴の樹の作品情報・感想・評価

木靴の樹1978年製作の映画)

L' ALBERO DEGLI ZOCCOLI

上映日:2016年03月26日

製作国:

上映時間:187分

ジャンル:

4.0

あらすじ

「木靴の樹」に投稿された感想・評価

これは「きぐつのき」ですね。自分は何を間違えたのか、ずっと「もくじゅのき」と呼んでいました(´・ω・)。なんでこんな勘違いをしていたんだろう。。。
この映画は、動く絵の展覧会だと思ってもらえるとわかりやすいかも。自然の風景と普通の人間のやり取り、しかも日本では味わえない映像の数々の3時間です。間違ってもストーリーを追っかけてはいけません。でも最後の展開は驚愕すぎてもう唖然としてしまいました。
豚の悲鳴などちょっと目をそむけたくシーンもありますが、必ず印象的なシーンもあるかと。2回鑑賞をおススメ。とんでもない映画であることがわかります。
山猫舎

山猫舎の感想・評価

4.5
ひたすら自然光で、ある意味「映画」を追求したような作品。
ドキュメンタリーのように追いながら、描写されている内容は、
バラッドのよう。

運命に抗わない人々の姿が、気高くも物悲しい。

マッダレーナがひたすら美しくて眼福。
一般人

一般人の感想・評価

4.0
初オルミ。ミレー(写実主義)の農民画のよう。夏休みに行ったモネ展を思い出す。素晴らしいが寝不足の私にとっては眠い眠い。それと外が工事中でうるさかった。
まゆ

まゆの感想・評価

-
自分の知らない暮らしを覗き見することができました。生まれた時から既にすべきことが決まっているってある意味いいなと思いながら見始めたのですが。豚の鳴き声で途中気持ちが沈み込み(自分も肉を食べてるのにすみません)…他にも金貨の馬や、連れられていく牛のちょっとした表情がリアルで心が痛みました。光景はミレーの落穂拾いのような…美しいです、でもその裏での人々の苦労や努力や。トマトが実っておじいちゃんとウキウキ手をつなぎながら市場へ売りに行く女の子、からの…タイトルはそういうことだったのですね…。子供と動物の悲しむ顔は辛いですね。
iceblue

iceblueの感想・評価

5.0
とても長く、退屈に思う人もいるかも知れないけれど、素晴らしい傑作です!
   
道具もあまり無いような貧しい時代。北イタリアの農民4家族の日々の営み。生きる知恵や収穫の喜び、家畜の殺生、家族の絆、貧しさ故の苦難、神への祈り…と、善良で素朴な小作民の姿をひたすら淡々と描く。
素人を使い、淡い自然光のみで撮影されたこの作品には余分なものが何も無い。
飾り立てたり、饒舌に語る必要も無い。人々の暮らしそのものが力強く、人間は脈々とこうして生きてきたのだと教えてくれる。
日暮れの薄闇に浮かぶ月、干し草やトウモロコシの皮の色、生まれたての子牛の艶、皆で身を寄せ合う暖炉の残り火。
冴えざえとした空気も柔らかでぬくもりのある空気も、自然な色。自然な光。
まだ暗い早朝に結婚式を挙げ、船旅に出る新婚夫婦の場面はそこだけ明るさが増し、希望を感じるような美しいシーン。
そして、幼い息子ミネクが学校へ通うための木靴をこしらえる父。愛情のこもった小さな木靴。映画のタイトルになったこのエピソードの重みを、私はきっと忘れることはないでしょう。
ミヨシ

ミヨシの感想・評価

4.5
人々の生活というものがこれでもかと生々しく描かれていて、3時間超の長さがより日々というもの自体を表してるような気がしました。
日常の音楽、権力の音楽など、美しくも力強くて、音楽の使われ方もいいなあと。

とても好き。
よしみ

よしみの感想・評価

2.0
ドキュメンタリー風に
いくつかの家族の生活を
延々と3時間超(笑

途中で場面を
農村から
都会にスイッチしたりする
工夫はあったけど
観る側は少し辛かった

前半の
何かを察知した
豚の鳴き声が強烈すぎて
最後に
ある家族に訪れる
悲しい出来事に
集中できなかった

観た後、
じわじわくる作品かも
hiroki

hirokiの感想・評価

3.8
やはり豚の屠殺場面の日常性がこの作品の凄みではあるし木靴の樹(ポプラ)を切ってしまい(この場面自体は若干ユーモラスでもあるのだが)その結果として村を追い出され路頭に迷うであろう一家の残酷な運命にイタリア映画を感じる。新婚の若夫婦が貧農ゆえ養育費が貰えるということで孤児院で赤ん坊の養子を引き取るくだりの自然さは恐ろしいくらいだ
2018.8.23
CS
貧しくも、凛とし、優しい、人の営み。そして、受け入れることしかできない悲しみ。
Jeffrey

Jeffreyの感想・評価

5.0

「木靴の樹」
先月やっと廃盤の本作を手にし、再鑑賞したが素晴らしい187分を体験した。貧しいながらも自分達の仕事に誇りを持ち家族達を養う農民達を描き、出演者が皆素人。そこにリアリズムや詩的映像美を感じる。本作は78年にパルムを受賞し夕映え、残映、暮色の捉え方が心の底から感動する。
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