生産した作物の大半を地主へ納めないといけない封建的な農村。
そこに住まう農民らは神の恩寵を心から信じ、貧しいながらもそれを感じさせない暮らしをしている。
彼らはまさに隣人を愛し、幸福の為ではなく、不…
ずっと奥の方に眠っていたものを揺り起こされるような映画だった。
舞台19世紀末の北イタリア、ベルガモ。村の農場にすみこむ四戸の家族の物語。ロベルト・ロッセリーニ監督のネオ・レアリズモを継承しな…
1001
Bach
《BWV578, 721, 478, 734, 633, 660, 1009, 1056…》
Mozart
《Don Giovanni》
《Sonate für Klavier …
まるまる太ったガチョウや豚を難なく屠殺する様には、まさに本物のベルガモの農民たちなんだと思わされました。
フィルマークスのサムネを見るに、完全に「友だちのうちはどこ」系の映画なのかと思っていたら、全…
俳優として実際の農夫を多数起用しており、演技ではなく、本当に暮らしているようにしか見えない。
食べ物に困ったことがなく、スーパーに行けばなんでもある。「いただきます」の本当の意味も考えない。
時…
100年前を描いているので「色褪せない」という表現はおかしいのだろうけど、名作ですね。
光の取り入れ方がすごく良くて、外の場面はカラーが鮮やかになるけど、室内はモノクロームに近く感じる。まるで小作人…
神に選ばれた子供のミネク
繰り返しバケツじゃなくてお風呂に入りたいと言う子供が切ない
子供が生まれても食べるものも儘ならない貧しさに悩みが尽きない
暖炉の前に集まり飲むスープの温かさ
家族は一緒に…
過酷なイタリアの農奴制のもと、農民やってる四家族の群像劇。
ネオリアリズモを正統後継したかのような作風で、どこの国や地域にもあった、近現代の庶民の貧しさを描いている。
たまには地主も来るような明るく…
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