taka181

木靴の樹のtaka181のレビュー・感想・評価

木靴の樹(1978年製作の映画)
3.5
COVID-19の大騒ぎ以降、何故か映画をみるペースがガクンと落ちた。空間的にも時間的にも、勤労とプライベートの垣根がなくなり、端的に言って、資本主義経済活動に私は殺されました。資本主義の精神は、プロテスタントの倫理。ということで、資本主義以前のカトリック農村社会映画を手に取った。わけではないのだが、カトリックの晴佐久神父がこの映画を大絶賛していたので気になっていたのだ。残酷な結末もふくめて、ここには根源的な人間らしさがある。そして、勤労とプライベートの垣根がないなんてのは、かつては当然だったのでした。
taka181

taka181