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ダーティハリーのkonoesakutaのレビュー・感想・評価

ダーティハリー(1971年製作の映画)
4.1
あの時代を彩る刑事ハードボイルドの大傑作。法のギリギリを駆ける男の美意識を乾いた映像で描いた。

権利ってなんなのよっていう時代を超えたテーマが投げかけられている。圧倒的に法をおかした犯人が権利を主張。そこに自分なりのやり方で。

サイコ。

今の世の中で刑事が裁くのはありえない。70年代もそうだろう。司法は分離。でもだ。ここでやらなきゃ誰がやる的なダンディズムに浸るなら本作で必要十分。

ダーティハリー2以降テーマ曲が半端なくかっこよくなるけど本作のテーマ曲もカッコいい。

令和の今だからこそダーティハリー。刑事物が好きにもかかわらず本作を観てないならあなたはラッキー。本作をこれから観る喜びがあなたにはある。