全編モノクロの映像に、会話ではなくて『対話』に視点を置いた映画。
感情の起伏があるような映画ではないのだけど、涙が溢れてた。
人間みんなそれぞれ生きてて偉いなって改めて思わされた。
基本はホアキン演じるジョニーが9歳の甥、ジェシーと町中を歩き、幼子に振り回されるという図が続くのだけど、子供から放たれる鋭い疑問がこの世の真理だな、と毎回思わされるものだ。
ついで、劇中で引用されている文献の中に「母親は子育てにおいてどんな無理ゲーもこなさなければならない」みたいなお話がひどく突き刺さった。
この映画は「未来はどうなると思う?」という子供のインタビューで始まり、ドキュメンタリー要素があるのだがさまざまな逆光の中、大人に自分の意見を述べる子供たちの姿に尊敬させられた。
沢山の陰謀論の渦巻くこの世で成長をしていく人々は素晴らしいなと思った。
パンフレットも是非買いたかったのだけど売り切れてたからまたの機会に〜
