いつか忘れてしまうと思うけど
記録として、今を残しておきたい。
とある事情により、甥っ子との共同生活をする事になり、お互いを理解しようとしながらも衝突したり、なんか発見したりで出会った時と比べて、少しお互いが成長するお話。
大筋はよくあるストーリーだと思うが、個人的に本作は記録(記憶)することに重点を置いていると感じ、普遍的なメッセージを受け取りました。
スケボーの音、波の音、鉄橋の下の雑音
子供たちの思想を残したインタビュー
お互いが少し理解しあった瞬間
今起きているかけがいのない日々も時間が流れるにつれて、曖昧なものになってしまうから、有限な時間を記憶としてとどめておきたい思いで記録している。さらに映画という大きな記録媒体は本作のテーマにピッタリで2人の記録をのぞいているよう。
自分自身もSNSで誕生日や旅行の思い出をPOSTするわけだけど、その行為も記録として記憶したいから、もう少し忘れたくないからなんだろうな。
『20センチュリー・ウーマン』もそうだけど、全体的な雰囲気がなんか優しい感じで凄く好き。マイク・ミルズ監督作品好きかも。