作品を通して自分を見ていた
子供は感情が豊かというけどそれは違うと思う
大人が本人にも分からなくなるくらい感情を隠すのが上手くなったのだ
大人だって子供だって自分の複雑な感情を他人に伝えるのは難しく、同じくらいさらけ出すのが怖いのだ
母という存在は子供にとって完璧なものに誰に要求されるでもなく求められそしてあろうとする
たったこの間まで子供だったのにも関わらず、子供ができた途端に否応なく親になるのである
私の周りにも親になった人が増えてきたが私は今もそして5年前も10年前も、ずっと何も変わった気がしていない
見た目だけは老けていくのに心は感情が表に出にくくなっただけで昔からなんにも変わっていないのだ
この作品が何を伝えたかったのかは分からない
しかし、私はこんなことを考えながら見ていた
世間は普通を求めてくるのにインタビューで出てくる答えは私にはない考えだらけだ
普通とは何なのだろう